2007.4
臼田駅〜田口峠〜塩之沢峠〜やまびこ荘(泊)〜湯の沢トンネル〜下仁田駅(トレンクル)
臼田駅からゆるい坂を上って行くと、青く静かな雨川ダムが見えてきた。ピークのトンネ
ルを抜けると、目の前には妙義の奇峰の風景が広がっていて、トレンクルで下るのは大変
そうなヘアピンカーブが眼下に見えた。心を奪われる田口峠だ。
雨川ダム
田口峠
峠の標識の土台に腰を下ろし、お昼にして、下り始めるとたいへんなヘアピンカーブの連
続だけど、赤松のタイヤだから、大丈夫さ。ブレーキレバーを強く握って、西上州の山々
を眺めながら、車の来ない坂を注意深く、快適に下って行った。狭岩峡、蝉の渓谷を過ぎ
ていく。
[右側写真拡大]
蝉の渓谷
独特な民家の山村風景をが現れ、ペダルを漕ぐと、一昔前の日本の写真の中を走っている
ようだ。
下仁田と塩之沢峠との分岐点に着いた。ここから塩之沢峠を越えて、今日の宿やまびこ荘
に行こう。峠までは、PACIFIC18(BD−1)で御荷鉾スーパー林道へ行った時
に通った道だけど、標高700m近く上がり、やや荒れた路面の舗装路の上り道は、なか
なか大変だったけど、今回のトレンクルではどうだろうか。
しばらくすると、湯の沢トンネルこの先1.3Kmの案内板がある分岐点が出てきた。以
前は無かったのに塩之沢峠の下を通って今日の上野村の宿「やまびこ荘」の近くへ直行し
ていて、ここを行けば、時間をかけないで温泉で休めるんだ。
トンネルは約3Kmもあるのに、雁坂トンネルと違って無料であり、自転車も通れるから
、誘われるけど、どうしようか・・・、やっぱり、予定どうりトレンクルで塩之沢峠から
行ってみよう。
そう思って上がり始めたけど、路面が少し荒れてくるとトレンクルでは、進んでも進んで
も峠は近づいて来ない。この路面はトレンクルで上がるのには少しつらいところだ。
トレンクルで快適に上がれるのは、勾配はともかくとして、いい路面状態であるというこ
とが必要だ。
路面は少し荒れている
遠くに妙義の奇峰が再び見えてくると、少し元気が出てきた。
塩之沢峠
塩之沢峠から「やまびこ荘」への下り
今夜の宿やまびこ荘が見えてきた
湯の沢温泉「やまびこ荘」は山の一軒宿できれいで大きな宿
寝る前にもう一度温泉に入りながら、明日の午後の降水確率は80%というから、十石峠
は諦めて、明日はすぐに帰ろう。でも、今日はいい一日だったなあ。写真もたくさん撮れ
たし。
湯の沢トンネルができたおかげで、雨でも最短で帰れるのはありがたいけど、どんな非常
な役割を持つトンネルなのだろうか、と思いながら明日はせめて曇りになってほしい。
朝食のときはまだ曇りでしたが、湯の沢トンネルを出ようとしたら、目の前はもう小雨。
トンネル内でレインウェアを着て下り出すと、道幅は狭くなり、昨日見た案内板の有る分
岐点までは、14%表示の急勾配の、無理な作りのすごい下りカーブの道だった。トンネ
ル内も下りだったから今日の下仁田駅行きは下るだけの最短ルートということです。
湯の沢トンネル
目の前はもう小雨
雨の日も楽で帰れていいけど、十石峠へいけなかったのが残念と思いながら、下仁田駅に
着いてしましました。
下仁田駅
自宅の最寄駅で、再び組み立てて走りだしたら、後輪から異音が。ニップルが破損し、ス
ポークが外れていたんです。
十石峠へ行かなくて良かったとぼくは胸をなで下ろした。トレンクルリミテッドのスポー
クは細くて、時々緩んでしまうので、困っているんけど、ニップルも弱いアルミ製なんだ。
そうか、タイヤがいいだけではまだダメなんだ。もっと耐久性のある車輪にして、もっと
乗りこなせるようにしたい。
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