北海道 稚内・利尻・礼文 自転車&ハイキング旅行

  7日目 雨の日は稚内に戻るだけ 礼文島→稚内

      
礼文島を去る日に礼文岳に登って礼文島を見ておきたかったのに、残念ながら今日も雨。
頂上からの展望は無理だろうから、仕方ない、稚内へ戻ろう。

始発のフェリーに乗るには雨の中を自転車で行くしか無いと思っていたら、宿の車で送っ
てくださり、香深港では伝説の見送りで出航となりました。

 車で香深港フェリーターミナル へ


日本最北の離島のユースホステル桃岩荘の方々による大声の歌と踊りによる盛大なお見送
りです。フェリーからは、二度と戻れない青春の一ページの人たちは、涙が出そうで、寂
しそうに手を振り、フェリーは盛大で感動的に礼文島を離れた。

今日は7月16日。そう言えば、フェリー待合室に「2017年7月16日(日)あの伝説の見送り
が・・・復活」とあったから今日は特別な日なのかもしれない。

でも、今日は朝一で稚内に戻ってしまうけど、どうしようかしら。とにかく、フェリー乗
船中に考えることにしよう。




 伝説の見送りで感激の出航となりました


少し歩いただけでも花がたくさん咲き、この「礼文島」は花の浮島でした。海べりを自転
車で走るだけでは、魅力はほとんど分からない。この島の本当の魅力は歩いてこそと思う
。強風や濃い霧が立ち込めていたけど、歩いてたくさん花が見られて良かった。

最終のフェリーで稚内にもどる予定だったので、今日の宿の夕食は無しにしている。チェ
ックインは遅くてもOKなので、稚内駅から宗谷本線に乗り、カニ駅弁を食べながら、適
当な駅まで行き、、少しサイクリングして、各駅列車で稚内に戻ることにしよう。雨なら
宗谷本線に乗れるだけでもいいし。

日に数本だけの列車時刻表とにらめっこして、13:01発 特急 サロベツ4号 で幌
延駅まで行き、4時間ぐらい宗谷本線沿いをさらにサイクリングして、適当な駅から稚内
駅へ19:49に戻れる各駅列車がある。そうしよう。

稚内駅に着くと雨は止み、先日、利尻島鴛泊港フェリーターミナルで会ったギターを持っ
た日本一周おじさんが休憩していた。一昨日、礼文島江戸屋山道を走行中に、強風にあお
られて転倒して腰を打ってしまい、休養しているとのことだった。でも、だいぶ良くなり
、明日は旅行再開できそうだと言っていた。

それから、日本一周旅の話をいろいろ話してくれて、いろいろ楽しかった。4月に東京日
本橋を出発して、自転車だけでここまで来たこと。前に、4年かけて徒歩で日本一周をし
たこと。夜、ギターで歌う歌の多いこと。などなど。


特急乗車券を買い、自転車を輪行袋に入れ、駅弁も買って、後は乗車するだけ、だったの
に、直前になって、「大雨のため 特急 サロベツ4号は運休となりなす。」とのアナウ
ンス。ガーン。

  

 乗車券、輪行袋、駅弁と準備は整ったのに

 

 宗谷本線には乗れず、稚内駅のホームに入れただけ


 今年の青春18きっぷのポスターは小歩危


しかたなく、払い戻しをして、道の駅でカニ駅弁を食べることに。購入した「四大かに駅
弁」はカニ四種類の食べ比べができる超ぜいたくな弁当で、全部美味くて四種類の違いを
どう表現するか分からないです。まあ、グルメに、したつづみですね。かに駅弁もいろい
るあるから別のもう一個を買いに行こうか、いや、お腹はこわさないけど、サイフがいた
そうなので止めておこう。さて、ふたたび、今日はどうしよう。


 四大かに駅弁


雨は止んで霧だけなので、傘を持って標準コースタイム2時間30分の稚内フットパス「森林
ハイキングコース」を歩くことにしました。

高台に位置する稚内公園から稚内港や市街地を眺め、百年記念塔を経由して、3つの貯水池を
巡る森林道に入ると「熊鈴やラジオを鳴らし、複数で行動すること」の注意書が有って、キツ
ネ2匹、鹿3頭が出てきたハイキングでした。草花も少し有って楽しかったかな。



 百年記念塔 濃霧なので外から塔を見ただけ

 

 3つの貯水池を巡る稚内フットパス 


稚内駅に戻って、ギターのおじさんに挨拶して、副港市場を散策して宿に向かった。



 副港市場 10周年記念夏祭り&第5回海の駅まつり


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