北海道 稚内・利尻・礼文 自転車&ハイキング旅行
4日目 利尻島から礼文島へ渡り、礼文林道のレブンウスユキソウ
を見に行きます
礼文島 礼文林道サイクリング 28Km
礼文島へ渡る利尻島鴛泊港フェリーターミナルの車輌待機所に来ると、自転車の後ろに「
日本一周」のプレートを付けた2台の自転車が停まっていた。
一人は青年、もう一人はシルバーの人で、ぼくは少しでも軽くしたいのに、シルバーの人
の自転車には寝袋の他にギターをくくり付けていて、時間を楽しみながら日本一周をして
いるように思えた。日本一周するんだなんて、きっかけはなんなんだろう、と2等自由席
で雑魚寝しながら過ごしていた。
礼文島が近づくにつれ、天候は急速に悪くなり厚い雲におおわれてしまった。香深港フェ
リーターミナルに着くとすっかり霧雨模様となり、もう景色は望めませんけど、地蔵岩を
見てから礼文林道に向かおう。
利尻島鴛泊港フェリーターミナル、ペシ岬
自転車の後ろに「日本一周」のプレートを付けた2人
自転車は3台だけ 料金は自転車\660、2等自由席\850、合計\1,510。
シルバーの人の自転車には寝袋&ギターなんてすごい
礼文島香深港フェリーターミナル 花の浮島 礼文島の案内板
新桃岩トンネルを抜け、地蔵岩に来ても濃霧ですくっと立つ奇岩は奥にかすかに見えるだ
けでした。
この濃霧なので桃台猫台展望台は諦めて、桃岩トンネルへ上がっていくと、通行止めゲー
トが現れた。ハイカーと自転車は通れる感じになっていたので、細い舗装道を上がって行
くと、一台のミニバイクがぼくを追い抜き、そして戻って来た。「この先の桃岩トンネル
は完全に封鎖されていて自転車はもちろん人も完全に行けない。」と教えてくれた。しか
たないと思って直ぐに下り始めてしまったけど、トンネルまではもうちょっとだったから
自分の目でも確認してみたかったと後悔した。
明日行く桃岩展望ハイキングの時にトンネルの反対側がどうなっているか見てみよう。
再び新桃岩トンネルを通って戻り、礼文林道に入った。
桃岩トンネルへの道
通行止めゲートまで戻って来た
桃岩トンネルは通行止め
元地側から未舗装の礼文林道に入ると、傾斜もある予想以上のガレガレで始まった。登る
につれ樹木が無くなり、ササとハイマツになってきたけど、濃霧で景色は全くダメです。
礼文林道
レブンウスユキソウ群生地付近には高山植物が見られ、レブンウスユキソウがたくさん咲
いて綺麗ですけど、濃霧で景色は全く望めません。
[右拡大]:レブンウスユキソウ(礼文薄雪草)【エーデルワイスの仲間】
風が強烈なので、案内板の陰で、パンと缶コーヒーのお昼です
すばらしいであろう景色はあきらめて、見えるのは分岐地点などの案内板だけです。
礼文滝入口 晴れなら行ってみたかった
下りは時々走ることができました。
宇遠内分岐
8時間トレッキングコースとの合流点「宇遠内分岐」。左奥から下ってきた。「こちらか
ら8時間トレッキングコース(右奥の道)へ行くのは危険、スコトン岬側から歩いて来る
こと」の表示。
海岸沿いの「道道40号」に出ると、朝、出会った日本一周をめざす青年が前方を走って
いて、「スコトン岬まで行って来たけど、この天気なので、次のフェリーで稚内に戻るん
だ。」と言っていた。
日帰りで礼文島を去るなんてもったいないと思うけど、明日からも天気は悪いみたいです
し、予約無しで気ままに動けるのはテント泊のうらやましいところ。
テント泊でないぼくはこのハイシーズン中の宿の変更はできないですけど、まあ、雨でも
礼文島をハイキングして季節の草花だけは見に行きたいです。
明日は桃岩展望ハイキングに行くので宿は礼文島香深港フェリーターミナル近く。林道から
の展望は叶いませんでしたけど、様々な高山植物が見れて良かったです。「礼文温泉うすゆ
きの湯」に入ってゆっくりしました。宿で桃岩トンネルの通行止めの事を聞くと、たびたび
災害で道路の崖崩れが発生するので昨年2016年11月、新桃岩トンネルに代わったとの
こと。通行止めも仕方ないかな。新桃岩トンネルはすごいりっぱなトンネルでした。
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