津軽海峡の旅 函館・下北半島 4日目 大間崎~薬研温泉
(大沼公園駅→函館フェリーターミナル→津軽海峡フェリー→大間崎→薬研温泉)
トレンクル 50.2 km
夜半から強い雨。朝も降りつづく。雨なので、だれもいない大沼公園駅の待合室でトレン
クルを輪行袋に入れて、6:45発の列車に乗車した。
大沼公園駅の待合室
ビニール袋は宿で用意してもらった朝食弁当です。
6:45発の列車に乗車
函館フェリーターミナルから津軽海峡フェリーで下北半島の大間へ渡った
函館フェリーターミナルの津軽海峡フェリー(青森から入港するブルーマーメイド)
函館フェリーターミナルの大間行きの「大函丸」はボーディングブリッジ(搭乗橋)に対
応していなくて、車輛乗船口からの乗船でした。
利尻島、礼文島へ渡るフェリーでは車輛甲板から客室へ上がる階段は急で、狭くて、覚悟
して自転車を持たなきゃ、と思っていたら、エスカレーターになっていて楽ちん。
自転車も車いすスペースに置いてくださり優先席となり、雨で海越しには何も見えません
でしたけど、所要時間90分の快適なノスタルジック航路(函館〜大間航路)でした。
函館フェリーターミナル9:30発の大間行き「大函丸」 車輛乗船口からの乗船でした
車輌甲板から客室へはエスカレータ 自転車は輪行袋入りなので無料でした
下北半島の大間フェリーターミナルではボーディングブリッジ(搭乗橋)から下船すると、
大間フェリーターミナル
大間フェリーターミナル内には「大間のマグロ」のモニュメント
雨も止んで、大間崎からは通称「むつはまなすライン(国道279号)」の海岸線をひた
走った。
大間崎は本州最北端
沢の黒海岸 津軽海峡越しに薄っすら北海道
鉄道などの交通網は無いですけど、下風呂温泉あたりに幻の大間鉄道アーチ橋があり、大畑
の町に入った。廃線となった下北交通大畑線の大畑駅を見に行く予定でしたけど、奥薬研温
泉「かっぱの湯」に入る時間が足りなくなりそうなので断念して、薬研温泉へ向かった。「
かっぱの湯」の利用時間はPM5時までなんです。
木野部峠バス停を過ぎ、大畑の町に入った
薬研橋を渡って薬研温泉へ
薬研温泉を通過し、奥にある奥薬研温泉「かっぱの湯」に入ると、だれもいなくて、かっ
ぱさんと二人で温泉独り占め。手前はちょっと熱すぎでしたけど、奥に行くと、ちょうど
いい湯温、冷えた体にジーンとしてきて、たまらないですね。奥薬研温泉は遠いですが、
がんばって来たかいがありました。
かっぱの湯
奥薬研温泉の「かっぱの湯(無料露天風呂)」 中央に「かっぱ」さん
冷えた体にジーンときて、たまらないですね。
宿は薬研温泉の薬研荘。再び、宿の温泉でひとっぷろ浴びてから、自分の部屋に配膳して
くださった山菜盛りだくさんの夕食となりました。
配膳の時、おかみさんさん自身が採集されたキノコ類の話や、その時に熊に何度も会って
いる事などを聞きながら、ドキドキ楽しかったです。熊にはラジオや熊鈴はあまり効果が
無く、人間の生の声が一番いい、まあ、ひとりなら歌を歌うのが一番良いと言うことでし
た。実際に熊に遭遇した時は、「クマ~!」と大声で叫んでいると教えてくれた。
明日行く予定の恐山は映画「飢餓海峡」の印象から、怪しくおどろおどろしい雰囲気を想
像していたので、いろいろ聞いた。まあ、考えすぎで、今はもはや恐山はごく普通の観光
地で写真撮影もだいじょうぶとのことでした。恐山温泉の建屋以外は全て建て替えられ、
かつてのおどろおどろしい雰囲気は無くなってしまったけど、昔は雨の暗い夕方に来た人
なんか、怖くて門の中に入れず、帰った人もいた、とも教えてくれた。是非、恐山温泉に
は入ってみよう。食処も有るとのことなので、一安心。明日のコースには昼食を買うコン
ビニは無いですから。
近くの大きな温泉宿は閉鎖していて寂しかったですが、薬研荘だけは、消えないで長く続
けてほしいです。せわしない現代のトレンドから離れた温泉宿での一夜となりました。
宿は薬研荘
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