2021.3 トレンクルはリミテッドエディションという話


 (中ノ島)

 トレンクル・リミテッドエディション


2005年6月から、ナショナル自転車工業とバイシクルクラブが一緒に「いい大人が楽
しめる自転車」を目指して開発していたトレンクル・リミテッドエディション。月刊誌「
『BiCYCLE CLUB』に半年間、その開発の様子が掲載され、構想9ヶ月、スポーツバイクユ
ーザーも満足する妥協のない仕様のセカンドバイクとして2006年3月に30台販売さ
れた。2006年4月に購入したから2021年4月で15年になる。

変速機付だから坂道の多い場所でも、何とか走れるし、軽く携行性もいいから飛行機、列
車の輪行で自転車旅行の行動半径は大きく広がった。

更に手を加え、スプロケットの7速目を24Tに、チェーンリングもダブルにしてあるの
で隠岐もなんとか走れた。ピカピカに輝く前後のカプレオハブの回転滑らかさがすごくい
い。



月刊誌『BiCYCLE CLUB』に半年間、その開発の過程が掲載された。

コンセプトは

・スポーツバイクユーザーも満足する質感であること

・拡張性が高く、自分でオリジナルへと進化させられること

・コラボモデルにしかできない造作・仕様をもっていること



 VOL.1 目標はいい大人が楽しめる自転車 まだ夢のようなお話



 


 VOL.2 目標は想像以上に走る走る

 

  

 

 VOL.3 現実的に可能なのか

 





 VOL.4 設計図完成 前後ハブは特注品だ





 VOL.5 無理難題を解決、ノーマルから大きく変化したコラボ仕様を見よ




 VOL.6 プロトタイプ完成 

ベアリン部分は磨き上げられ、ポリッシュ加工でピカピカに輝く前後のカプレオハブ






 吉田カバン付で販売されることになり、予定価格は34万8千円

 



 自転車旅行の行動半径はさらに広がった。


購入価格は驚きの高価でしたが、当時、ギアなしの2種のノーマルタイプでも、10万3千
円、17万6千円とかなり高価でした。フレームがすべてチタン製であったため、その後の
レアメタルの高騰の影響で、25万円~33万円と更にべらぼうに高くなり、2015年ごろ
ついに販売は終了してしまった。今は低価格の自転車もありますが、満足する質感の大事
な1台になりました。




 隠岐




 オランダ




 西表島




 北海道




 熊野古道




 八幡平アスピーテライン



 磐梯吾妻スカイライン




 山田入林道




 五島列島


 コラボ企画で、すばらしい自転車を作ってくれたと思う。


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