2007.8.12 〜 8.17 白馬三山


白馬三山4  杓子岳 白馬鑓ケ岳

8.15 
白馬山荘〜杓子岳〜鑓ケ岳〜大出原〜鑓温泉

白馬山荘前は杓子岳と鑓ケ岳の撮影ポイント。今日はこの山を越えて鑓温泉へ下っていん
です。

 杓子岳(左)と鑓ケ岳[拡大]



富山、長野の県境にある白馬山荘を下り始めると、白馬岳の全体像が見えてきました。



白馬岳 [拡大] 


剣岳や槍ケ岳を遠くに見ながら杓子岳、白馬鑓ケ岳がだんだん大きくなり、

 杓子岳、白馬鑓ケ岳 [拡大]

杓子岳へはガラガラの岩礫ばかりで登りにくい。

 杓子岳山頂を振り返る


鑓ケ岳への急登[拡大]

杓子岳のコルの先には、鑓ケ岳がひときわおおきく立ちはだかり、急坂を登り返すと雷鳥
が3回出てきました。


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目の前に出てきては、ぼくに見せつけるよう羽を動かし、なかなか退いてくれないのです
。通れるようになるまで、待っていました。




こんもりとした鑓ケ岳山頂 雲の中に隠れた剣岳が時々現れては間近に迫る


 歩いてきた稜線



 鑓ケ岳[拡大]

 振り返ると岩屑(ガンセツ)の白い鑓ケ岳は別世界だ。




岩屑の急斜面を下って、大出原を下り、鑓温泉へ近づいていく。

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大出原[拡大]


大出原は雪田とお花畑がひろがる大斜面。今回の旅行で最も美しい景観が展開しました。

花から花への旅ってこういうのを言うに違いない。

険しい山道に咲く可憐な高山の草花や、ガスが流れて、さまざまに変化していく風景を見
ながら涼しい風が体に吹いてくる。





雪渓沿いから、待望の鑓温泉小屋が見えてきた。谷側は草で覆われているだけで、切り落
ちているところがあるので、注意して下ろう。





 鑓温泉小屋が見えてきました。

鑓温泉小屋はいつもの山小屋と作りが違うなあ、と思っていたら、雪崩対策のため夏だけ
組み立てているということでした。

標高2100mに位置する鑓温泉

小屋前の露天風呂の前方(東側)は開けていて、肩まで浸かるともう空中温泉のようだ。
熱くて、日焼けした腕にしみて、雲はオレンジ色に染まり、今日もたそがれていく。

歩いた人だけが入れる山の湯も、今日はすいていて、夜1時間だけ男湯になる内湯にも入
ってみると、ぬるくて、濁っていて、のんびり浸かれて、ああ、自然の中はいい。


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