2007.5

長坂駅〜尾白川渓谷(PACIFIC18[BD−1])

走ってこそ自転車なのに、PACIFIC18(BD-1) はカバーを被せたまま、一年間乗っていなか
った。そう思うと、ふと、ニューサイクリング New Cycling 2006.11
号の「錆び付いた新車に乗って」というエッセーを思い出した。P18に悪いような気が
した。P18でこのエッセーと同じルートを走ってみよう。

カバーを取るとなつかしいP18が出てきた。少し空気が抜けていたけどブレーキなどみ
なOKだ。

翌日、始発電車で長坂駅に向かった。駅から走り出すと、なんか乗車感覚がしっくりこな
い。乗りやすいはずだったのに体はトレンクルに合ってしまっていたんだ。今日は頼むよ。



残雪の甲斐駒ヶ岳や鳳凰山が見えてきた。トレンクルなら気をつける路面も気にしないで
坂道を下って行けるなんて、P18は頼もしい。







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 竹宇駒ヶ岳神社への道

尾白駐車場に自転車を駐めて尾白川渓谷のハイキングへ歩き出した。P18は置きっぱな
しにしても気にならないのもまたいいんだ。竹宇駒ヶ岳神社を過ぎ千ケ淵から先は本格的
なハイキングコースになった。谷側が切り落ちているところがあるし、はらはら、どきど
き、滝に近づいてみる。

 旭滝 [拡大]

大岩に登っても旭滝はこれしか見えない。またここを通ってハイキングコースへ戻ろう。
百合ケ淵、神蛇滝と進んでいく。


 神蛇滝

 不動滝

やっと、一番奥の不動滝が見えてきた。あとは吊り橋を渡るだけだ。


 大岩に垂れているザイルを使って登って

 不動滝の滝壺が見えた


4時間のハイキングを終えて、再び走り出すと、夕暮れ間近の八ヶ岳連峰がきれいだ。
朝、快適に下ってきた坂道を一番軽いギアでやっとの思いで上がって行った。長坂駅に
着くとP18から安心感が心と体に伝わってきた。P18は今年で10年目になるけど
、まだ乗り続けようと考えた。



 長坂駅


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