オーストリア 自転車旅行 2003.8.31〜9.30


南ドイツ フリードリヒスハーフェン 〜 オーストリア ウィーン



28日目 9.27

ウィーン4(ベルヴェデーレ宮殿〜ウィーン中央墓地〜プラーター遊園地)


フンダートヴァッサのクンストハウスウィーンに寄ってから、通路が起伏になっている、
今でも市営住宅として使っているフンダートヴァッサーハウスへ行った。魅力的な建物の
中には入れないけど、向かい側にフンダートヴァッサーヴィレッジHUNDERTWASSER ViLLAGE
という雰囲気を残した内装の、みやげ物やカフェが入っている所があって、トイレに行っ
たら個室の中までもデザインされていました。

 クンストハウスウィーン

  フンダートヴァッサーハウス

 フンダートヴァッサーヴィレッジ HUNDERTWASSER ViLLAGE 入口

 

  

トイレ入り口と洗面台

ベルヴェデーレ宮殿からウィーン中央墓地へ向かう道は、ウィーン市民の普段の暮らしの
町の中を行く、ありふれた道だけど、ぼくは日常に戻ったようで、ホットした。

 ベルヴェデーレ宮殿(南側)

 


映画「第三の男」のラストシーンが撮影された場所として知られるウィーン中央墓地に着
いた。

 

ウィーン中央墓地の中央正門(第二門)と案内板


「第三の男」の並木道は、この中央正門(第二門)から数十mほど行ったところにあった
。左右に延びた長いプラタナスの並木道だ。ラストシーンになった並木道を、心の中に哀
愁のチターの調べを思い浮かべながら、自転車を押して歩いた。

葉をすっかり落としたプラタナスの並木道を画面の奥から歩いてくるアリダ・バリは、振
り返りもせず去っていく。

ここがあの場所なんだ。今は映画が撮影された晩秋でないので、葉はまだたくさんついて
いるけど、できることなら、あのシーンと同じように、ひとつ残らず葉を落としたプラタ
ナスの並木道の風景を歩いてみたい。

 「第三の男」の並木道


ここには、「第32区A、特別名誉墓地」というウィーンで活躍した超一流の有名音楽家
たちの墓が集められているもう一つの見どころがある。さすがウィーンは凄い。知ってい
る音楽家たちのお墓がここにあり、今までも思っていたけど、オーストリアを旅すると、
格別に音楽がこの国を素晴らしくしていると思いました。

 《第32区A、特別名誉墓地》の標識


 シューベルト、モーツァルト、ベートーベンの墓



 第一門横の花屋



夕暮れ前のプラーター遊園地へ行くと、まだ明るく一昨日の夜には見えなかった園内の雰
囲気が伝わってきた。いろいろなアトラクションがあって、楽しむ人々がいて日本とは違
う様子の遊園地の雰囲気はのどかそうに思えた。



 プラーター遊園地


 


 


乗った観覧車を見上げた。緑に染まる隣接の公園やアトラクションを見ながら遊園地を自
転車で走る感覚は今までとすごく違って楽しい。普通の自転車やレンタサイクルらしき変
わり種の自転車が時々走っていて、自転車で園内を走ってもいいみたい。自転車用の道は
無く、歩行者と一緒の道を普通に走った。

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