オーストリア 自転車旅行 2003.8.31〜9.30


南ドイツ フリードリヒスハーフェン 〜 オーストリア ウィーン



18日目 9.17

ツェルアムゼー Zell am See 〜 ローファー Lofer 〜 ザルツブルクSalzburg


朝霧が晴れ山々が見えるようになると、景色は次々に変化していった。自転車車線がな
いので大型車にヒヤヒヤしながら進んでいくと、たまにサイクリンロードは有るのです
けど、細切れでツーリング向きではなく、車道を走り続けていると、大型トレーラーが
ぼくの脇に停車し、横付けされてしまいました。びっくり!。

 朝霧が晴れ山々が見えてきた。



 バス停で休憩しながら、反対方向のバス停を見る



大声で怒鳴られて、ドイツ語だから判りませんけど、ビビリました。ぼくも危ないと思
いながら走っていて、迷惑を掛けていたので、運転手さん、ごめんなさいね。でも、サ
イクリングロードは短いものばっかりだから、ツーリング向きでないのも判ってね。な
どと思いながら、気を取り直して、ハンドルの左側のミラーに、更に注意して、再び車
道を走って行く。










長いトンネルが現れて、自動車専用トンネルだった。小さい村を通って迂回していく。と
、また自動車専用トンネルが現れて、また脇道へ入って行く。今度も方向案内は無く、車
、人のいない田舎の道を上がっていくと、不安も増すばかり。

不安だ。誰かに聞かないと。大きな家が見え、尋ねようと思っていたら、自転車が下って
来た。サイクリング姿の女性でした。

ザルツブルクへ行ける道と言うけど、上るより川沿いの良い道が有る、と言う。説明が早
くて、ぼくの英語力では、困ってしまいました。親切にも「私に付いてきて」と言ってく
れて、ついて行くことにしました。

舗装路からダートに変わって、渓谷の中の川沿いをめぐる自転車道はすばらしい。先導し
てくれるスピードが速くてヘトヘトになりましたけど。

 再びの脇道はさびしい上り坂。



峠を越えてトンネルを迂回していくみたい。上りは続いて行き、不安も増してきました


 先導してくれる女性

30分ほどでしょうか。一般道に出て、さらに先導すると言ってくれましたが、ヘトヘト
でついて行けそうにないです。丁寧なお礼がうまく言えなくて申し訳ないのに、ザルツブ
ルクへの道順を一生懸命に詳しく説明してくれて、女性はダートの自転車道を走って行き
ました。小さくなって行く後ろ姿を感謝の気持ちで見送りました。親切な女性でした。

トンネルからかなり離れた場所らしく、現在地把握に時間がかかったですが、正しい道に
戻れました。


ザルツブルクの道路標識があった。川沿いに出てホーエンザルツブルク城塞がデンと構え
た風景が目に入ってくると、ドキドキで感激しました。ここがザルツブルクなんだ。心臓
がドキドキしてきて感動がこみあげてきました。サウンドオブミュージックの映画で見た
だけのこの光景の中に自分の自転車PACIFIC18(BD−1)で来たんだ。と、一
人で感動に浸っている私。でも、本当にドキドキしてきたんです。




 ホーエンザルツブルク城塞


ホテルから予約を入れてもらったホーエンザルツブルク城塞内のレストランでディナーを
取り、ホテルから予約を入れてもらった城塞でのコンサートでクラシック音楽に耳を傾け
ると、今日は道を尋ねたおかげで思わぬ自転車道を走ることができ、親切なオーストリア
の女性に会えて感動の1日だったんだと思うばかりです。




 ホーエンザルツブルク城塞からの町並み

 

ホーエンザルツブルク城塞内のレストランでテーブルの右側の景色


  メニューとテーブルの正面の景色

 テーブル正面の夕焼け



 城塞内の大砲

 城塞内のコンサート


コンサートが終わって、夜10時近くにホテルに戻りました。

明日はホテルから手配してもらった日本語のガイドツアーに参加して、体を休めることに
しました。ホテルの前まで迎えに来てくれるんです。


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