オーストリア 自転車旅行 2003.8.31〜9.30


南ドイツ フリードリヒスハーフェン 〜 オーストリア ウィーン



17日目 9.16

キュッツビュールトゥルンパス Pass Thurn〜ツェルアムゼー Zell am See

天井もガラス張りになっているテラスで、朝食をとっていると、空は青くガラス越しに通
学していく子供たちが見えた。手元のドイツ語の地図には標高も入っている。下調べをし
て、ツェル湖に接した ツェルアムゼーZell am See へ トゥルンパス Pass Thurn という
峠を超えて行く。ドイツ語の地図を見るのにもだいぶ慣れてきた。

 朝のキュッツビュール

 

キュッツビュールを振り返ると カイザーゲビルゲ Kaiser Gebirge
の大きな山容 が見え、トゥルンパス Pass Thurn へ徐々に、ガイドブックにはない知らない町
や風景の中を上がっていく。時々ポツリと一軒宿が有り、前方に雪を頂いた山々が見えた。



向こう側に上っていく





トゥルンパス Pass Thurn

トゥルンパス Pass Thurn には、日本人のぼくには美しいとしか言いようが無い風景が広
がり、雪を頂いた山々と緑色の草原のコントラストが美しく、自転車で行くのも速すぎる
風景が続いて行く。











 

右後方を振り返ると、ゲルロス峠への道が続いていく。こんな、どでかい自然に普通に暮
らしているんだ。




 線路に沿って走って行く。


 ツェルアムゼーZell am See


 

中央部の旧市街地地区はしゃれた町でリゾートらしい雰囲気。



ダブルをシングルユースすることが多かったのに、ここのツェルアムゼーの宿にはシング
ルがあった。いつもより狭いけどベッドが一つだと落ち着くし、寂しくなくて一人旅には
合っているなあと思いながら、窓越しにはツェルアムゼーの山々が広がって、山頂の雪が
光っていた。4階の見晴らしのいい部屋でした。


 ツェル湖

穏やかな谷間に穏やかなツェル湖があるツェルアムゼーZell am See 。湖畔を散策して時
間を過ごしてから、ツェルアムゼー駅に行ってみると、改札は無いからわきから入って行
く。ホームも低いから線路をまたいで隣のホームへ渡って行く。ホームが低いとこんなこ
とができるんだと思ったら、あれ!、列車に乗るにはステップを上って乗らなければなら
ないんだ。バリアフリーでないということは、大きな荷物や自転車の人はたいへんという
ことだ。

駅内のビュッフェはテーブルをホームに置いていて、列車を見ながら、軽食ができたり休
めるんだ。なんてうらやましい。

 ツェルアムゼー駅



PINZGAU BAHN という小さい路線の終着駅でもある。途中からこの線路に沿って走ってきたんだ。




町の踏切は、音もなく赤信号になって、遮断機が下がった。いままでは遮断機が下りる時
だけ、警報音が鳴って、後は静かに列車の通過を待つのが多かったのに、ここは音まで全
く鳴らないから、うるさい踏切しか知らないぼくには非常に意外な待ち時間だった。

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