オーストリア 自転車旅行 2003.8.31〜9.30


南ドイツ フリードリヒスハーフェン 〜 オーストリア ウィーン



14日目 9.13

インスブルック Innsbruck の観光

今日も小雨の降るあいにくの天気ですし、ハイキングではなく、歩いて市内観光をするこ
とにしました。歴史のある建物や、由緒のある街並みを歩くと、観光客も多くて、ざわめ
く言語もいろいろだし、ヨーロッパの観光パンフレットでしか知らなかった街並みの中に
生身を置いているんだという気持ちが込み上げてきました。市の塔に上ると、僕の知らな
い街並みが広がっていて、晴れていれば雄大であろう山々が見渡せるのに、と思いながら
2ユーロを入れて日本語音声ガイドを聞いていると、眼下の、インスブルックのシンボル
という黄金の小屋根の前広場で演奏が始まり、ぼくに本当に日本でない所にいるんだとい
う気持ちをますます込み上げさせてきました。さて、ぼくは明日からどっちの方向に進ん
で行くんだろう。


 市の塔から見た黄金の小屋根 Goldenes Dachl

 2ユーロを入れて日本語のガイドを聞いた










 黄金の小屋根は、広場で行われる行事を見学したところ。
 
 黄金の小屋根から広場を見る。左の塔がさっき上った市の塔






中世の建物や博物館、教会、宮殿、など文化遺産の都を歩きました。





 

  

 

 
 
  宮廷教会、王宮、大聖堂、
チロル民族博物館などなど




ここは旧駅舎の横に建設中の新しいインスブルック駅の構内。外観とは違ってシンプルな
内装に驚きながら、コンコースやホームを歩いて、入ってくる国際列車や、乗降客の様子
を眺めては、国際色を感じていました。子供を連れた母親がデッキから降りて、出迎えの
父親と体を寄せ合って歩いていく。


レストランに入ると、前方から日本語が聞こえてきて、2週間ぶりに聴く生の日本語じゃ
ないですか。5人の男女の日本人グループが食事をしていて、ぼくは外国語だけの環境で
過ごしてきたなんて初めての経験だし、口にしてない日本語で、話がしたくなってきまし
た。後で挨拶をしてみましょう。

今日のディナーはオーストリア料理にして、またも贅沢なフルコースにしました。自転車
だから、せっかくの旅行だから、時々食事を贅沢にして行こうと思うのに、インスブルッ
クのディナー料金は、レッヒの2食付き宿泊料金と同じぐらいなのかと思うと気が引けま
したが贅沢はいいなと思う料理だったです。

先ほどのグループに話しかけると、歓迎してくれて、インスブルックを拠点にしたハイキ
ングに来ていて、夕食はスーパーの買い出しですませてきたけど、6日目で初めて、レス
トランで食事することにしたそうです。レストランのディナーは、やっぱりいいと言って
いましたが、ぼくは今まで、知らないままに既にいい食事をしてきたかもしれないです。
宿の食事は良くて、料金も安くて、普通の食事だと思ってました。でも、インスブルック
ではお金を掛けないと食べれないのが分かりました。

観光局主催のバスハイキングツアーでの感激した話や、歩いてきた山々、今日はロープウ
ェイで上がったら30cmの積雪なもんだから歩けずじまいに終わってしまった、とか聞
くと、ぼくも、天候不順だけど、延泊してコースの豊富なインスブルックでハイキングが
したくなってきました。明日のハイキングを誘ってくれましたけど、これからの天候や自
転車での道程の不安を考えると、期待もして、自転車での旅行を続けることにしました。
自転車での旅行は体力がたいへんでしょう、と心配してくれましたけど距離を気にしない
ゆっくり旅だからまだ大丈夫みたいです。自転車旅行がメインではあるけれど、もっと時
間があったらハイキングにも行けるのに、と思うと残念ですけど、ウィーン市内を自分の
自転車 PACIFIC18(BD-1)で走り回ってみたいという夢を是非実現したいです。


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