オーストリア 自転車旅行 2003.8.31〜9.30
南ドイツ フリードリヒスハーフェン 〜 オーストリア ウィーン
13日目 9.12
ザンクト・アントン St.Anton〜Landeck ランデック〜エッツタール〜Innsbruck インスブルック
今日も小雨模様のあいにくの天気ですけど、インスブルックへ出発することにしました。
こんな天候が続くと自転車での旅行はあまりできないかもしれないなと弱気になってくる
わたしですけど、雲の間から見え隠れする山々の頂は、きのうの雪で白くなっていて、不
思議な、きれいな風景が続いて行きました。
山とそのすそのに広がる緑の草原を見ながら進んでいくと、自動車専用道路につながって
いて、自動車専用道路に入っていく。まずいと思うけど、他にある道と言えば自動車専用
道路の下をくぐっていく細い道だけになってしまった。ここは谷間で、他に道は無く、細
い道を進んでいくしかなく、行ってみるけどダートになって、林の寂しい中に入っていく
んです。怪しい。きっと別の道があったはずだと今一度分岐点までもどってみたけどやは
り無くて、また同じダート道を、今度はもっと先まで行ってみたら更に怪しく、やっぱり
間違っている。自転車で通ってもいい道というのは無いのかしら?。気が動転しそうにな
って、地図を見ても、今まで走ってきた道は自動車専用道路につながっているだけだし、
他に道はなく、自転車の人はどうしたらいいのかしら?。
地図を見ながら考えるに、あ!この自動車専用道路は進んでいけば、やがて一般道に道路
標記が変わっているではないですか。ということは、一般道になるまでは自転車もこの道
を行けということなんだ。きっと。
道路には、自転車が通るようなスペースはなく、自動車専用車線だけ。車にヒヤヒヤしな
がら、怒られそうだし、心もヒヤヒヤしながら進んでいきました。
雨は降ったり止んだりのあいにくですけど、道沿いにあるバス停は三方が壁で囲ってある
屋根付の、ベンチもある停留所。雨風がしのげて、落ち着いて食べたりできて、休憩所代
わりが定期的にあるみたいで、こんな日には身にしみてうれしいです。
Inn イン川
エッツタールからはセルデンに行くつもりで、散々調べて、ハイキングマッ
プも日本から持参したのですけど、白い峰々に圧倒されて、諦めることにして、直接イン
スブルック Innsbruck へ行くことにしました。
日本食はまだ食べてないし、って思ったら、ごはんが食べたくなってきました。今日着く
予定のインスブルックでは是非日本食を食べることにしましょう。インスブルックの旧市
街に入ると、今までの風景とは一変し、文化遺産の、ヨーロッパの、由緒ある歴史の街並
みに自分の自転車 PACIFIC18(BD-1)で入って来たんだ、と思うばかりです。
Innsbruck インスブルック
今日は昼はちゃんとは食べてないので、腹はぺこぺこ。レストランには、日本食もあるこ
とだし、2週間近く日本人に会ってないし、ひょっとして日本人が食事しているかも、い
たらいいけど、と思って見回してみたけどいませんでした。メニューでの日本食はメイン
ディッシュの中の一つとして TERIYAKI TEISHOKU だけが載っていました。量が足りない
かも。フルコースにすることにして、サラダを選んで、スープを選んで、メインディッシ
ュは日本食の TERIYAKI TEISHOKU にして、デザートを注文しました。まず、サラダとパ
ンが出てきて、終われば次にスープが出てきてと、いつも通りの順番だ。そして、メイン
ディッシュの TERIYAKI TEISHOKU は2種の魚の照焼と、野菜の炒め物、みそ汁、ご飯が
、お盆に乗って出てきました。日本での定食と同じ量なのに、ここでは他のメインディッ
シュと同じ部類のメインディッシュ料理になるんだ。ご飯は少しぼそぼそでしたけど、あ
あ、おいしかった。腹がぺこぺこだったので、ビールを飲んで、全部食べて、今日は10
9Km走ったし、インスブルックまで来たんだなあと思いながら、酔いがまわってきまし
た。
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