日原林道
2002.3
奥多摩駅〜日原鍾乳洞〜日原林道〜奥多摩駅
日原林道は、日原鍾乳洞の少し手前の、日原鍾乳洞分岐から西に延びている、東京都最
長の、行き止まりのダート林道だ。最長といっても7.8kmしかないけど。
「崩落しやすい」と地図にあるんだけど、眺めているうち、だんだん魅力的に見えてき
た。奥多摩駅からわずかで、まだ見ぬ秘境気分が味わえるかもしれない。
自転車 PACIFIC18で行ってきました。
奥多摩駅をスタートして、まずは日原鍾乳洞まで行き、少し戻って日原林道に入って行
くことにしました。川乗林道を、右に見送くって、奥多摩の山並みが接近してくると、
渓谷も谷深くなって、日原川にかかる吊り橋の向こうを見上げると、青い空の下、ロッ
ククライミングをしている人たちがいる。ここも東京奥多摩なんですね。
ロッククライミングをしている人たちがいる
分岐を日原鍾乳洞方面へ。すると思いがけなく、道にひさし状に覆い被さるように迫っ
てくる籠岩や、でかい梵天岩。迫力は今も変わらない。思わず驚きの声を上げていた。
直下は、今はもう立ち入れないけど迫力的風景は昔と変わらない。
少し戻った分岐で、日原街道から分かれ、日原渓流釣場を過ぎると、いよいよ日原林道
入口となる。通行止めにはなってなく、終点まで行けそうだ。
日原林道入口
道には小石が落ちてるし、今にも石が落ちてきそうな道壁と思っていると・・
近くで、小石が2回落ちてきた。やはり、落石多発地帯みたい。崖の上などの周囲に十
分注意して通り過ぎていく。
通行止めの孫惣谷林道を右に見送り、開いたゲートを過ぎると、もうPACIFIC18
ではな
かなか厳しい上り道になった。ほとんど乗車できない。
[歩行者も落石、崩落及び路面の凹凸に注意ください] とあった。
右から来た。向こう側に見える通行止めの孫惣谷林道を見送る
一人、奥深く分け入っていくと、だんだん、大自然の脅威が近づいてくる感じとなって
くる。ガードレールの少ない深い谷の林道だ。一人でいると、心細くなってきた。
再び、小石が落ちてきた。
岩壁が崩落しそうな道が続いていく。だんだん怖くなった。やはり、危険そうです。残
念だけどこのあたりで引き返すことにしました。しばらく戻ると、一台のバイクが上が
ってきた。これだけで、ほっとした。
日原街道にもどっての快適な奥多摩の山並みを見ながら下っていくと、日原トンネル延
長1107mの横に旧道が見えた。ハイキングマップを見てみると、やはり載っている
。行ってみたが、廃道であり、進むことはできなかった。旧トンネルの向こう側も土砂
で埋まっていた。
終点までは行かなかったけど、日原林道が、こんなすごい崩落しやすい道とは、知りませ
んでした。
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