妙高高原 乙見湖〜火打山〜妙高山〜燕温泉 2008.8
妙高高原3 黒沢池ヒュッテ〜妙高山〜燕温泉 2008.8.14
朝食はちょうど4時からでした。コーヒー、コーンスープに、カレーソースとクレープと
ジャム。朝食がクレープなんてびっくりでしたけど、起き抜けにすぐ食べてもいけるんだ
ね。おいしかったです。朝はパン党のぼくには朝のコーヒーがおいしい。
外は暗く、何も見えなくて天候は分からないけど、昨日のような雨だったら妙高山は登り
下りをさせられるから、諦めようと思ってけど、雨は降っていませんでした。
■八角形の山小屋 黒沢池ヒュッテ
大倉乗越を越え、左眼下に長助池が見えて、正面に立ちはだかる妙高山の双峰に胸はとき
めきました。
■双峰の妙高山、左眼下に長助池[拡大]
が、しかし、外輪山の山腹の崩れやすい急斜面をトラバースして下り始めると、激しい雨
が降り出した。たまらず、大きな岩陰で雨宿りしながら、次の「長助池分岐」で燕温泉に
下ってしまおうかと、考えたけど、「長助池分岐」からなら400m登るだけだし、危な
道は無いし、やっぱり行ってみようと決めた。
■外輪山内壁の急斜面をトラバース [拡大]
「長助池分岐」からの登りでも、雨は激しくて、展望も無いから、急坂をたんたんと登っ
て行くだけだった。
頂上で休憩しているうち、だんだん雨は止みほっとしました。展望は全く無いけど、思い
切って登って良かったです。
岩斜面を下り、鎖場を通過して行くと妙高の外輪山や北アルプスの山並みが雲の切れ目か
らちらちらと見えて、いい眺め。さっきの上りと違って展望が有ってうれしい。
■外輪山を見ながら、向こう側へ、岩斜面を下っていく [拡大]
無人の避難小屋「大谷ヒュッテ」が見えてくると、イオウの臭いがしてきた。黒沢池ヒュ
ッテの主人によると、この「大谷ヒュッテ」は長く住んでいると死んでしまうから無人だ
と言っていた。
■中央に大谷ヒュッテが小さく見えた [拡大]
■大谷ヒュッテ [拡大]
天狗平から樹林帯の胸突き八丁の坂を北地獄谷に急降下して行った。イオウのにおいがす
北地獄の川原をしばらく下って、北地獄谷麻平分岐からコースタイムの短い南側ルートへ
行こうとしたら通行止でした。
■北地獄谷麻平分岐 南ルートは通行禁止だった
しかたなく北側ルートを歩き始めるけど、再び激しい雨となり、今回の旅行で最も大変な
歩きとなってしまいました。危険な所は無いけど、ひどい雨で、道もなだらかな下りとな
ると思いきや、時々上り返しも有る急な下り道なんです。誰にも会わず、川の様な、滑り
やすそうな所ばっかし。
ゆっくり下って行くけど、滝らしき音も聞こえても、何も見えず、雨が厳しくて燕(つば
め)温泉に着いたときは本当に、よくぞ下って来たと思いました。妙高山から1300m
を下って来て、2山の縦走が終わりました。妙高山って頂上から東側に下ってこそ良さが
分かるだね。燕温泉側に下って良かったー。
燕温泉バス停で下着だけ着替えて、バスで関山駅に向かいました。乗客はぼくひとりでし
た。
■寂しげな温泉街に思えた
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