坤六峠から金精峠
2000.7.14〜16
飲料水がなくなりかけて苦労した夏のツーリングです。
スタミナ切れも考えた夏の鳩待峠反省記です。それは2000年 7/14(金)〜
16(日)、上越新幹線上毛高原駅からスタートし、坤六峠、鳩待峠を経由して日光
駅まで走った時のことです。
[ルート]
1日目 それは暑い日だった
PACIFIC18とともに上越新幹線上毛高原駅を降り、SLが保存されていて、殺風景な駅舎
と不釣り合いの感じする駅前広場をスタートしたのです。水上温泉を過ぎ、藤原ダムの
長いスノーシェードを通過し、そして宝川温泉への道を左に見送って、奈良俣ダム着。
そしていよいよ、昭葉峡へ入り、さらに上りが続くわけです。
藤原ダムの長いスノーシェード
奈良俣ダム
ここの照葉峡への入り口、湯ノ小屋温泉にあった最後の自販機での水補給を見送った
のが試練の始まりだったのです。大丈夫だろうと高を括り、また登山用具もあって重
くしたくないという気持ちもあってか深く考えないで見送ってしまったのです。
ここは道幅も狭く、木々の中をいく快適な道です。ここまでくれば勾配も緩くなり快
適に進むのですが、なにせ日照りが強くついつい水の摂取回数が増えていった。
照葉峡
ようやく坤六峠に着き、ここまでこれたと言う安堵感から30分ほど休憩をとったの
だったが、後の残りの道も地図をなんとなく眺めただけで、区間距離、標高差も把握
していなかった。暑く、予想以上にのどが乾いて行き、気が付けばペットボトルに残
っている水は2cm程度になっていた。
坤六峠
坤六峠からは、鳩待峠からの道との合流点までは一気の下りで尾瀬の自然な感じが味わ
える。
坤六峠からの下り
ここから再び本格的な上りが始まるのです。体も再び上がりモードにしなければなりませ
ん。いままで水を節約しながら来たため体が乾ききっているようで立ちくらみの時のよう
なくらくら感がある。
飲みたい水がなくなってきた。今は、ますますのどが乾いてくる。
しばらくして、自分の目を疑った。こんな車道なのに、右側の斜面から水が、今まで無か
った水が、水が、こんこんとしたたり落ちている。
ペットボトルに詰めると、あっという間に水滴ができその冷たさが実感できた。この冷た
さは忘れられない。体に入って行くのが解かります。冷たい水分補給でお腹が少し痛くな
った。
ほどなく体調も戻り、無事、鳩待峠に着き、予約しておいた鳩待山荘にたどり着いた。鳩
待峠のバス駐車場には車も人もいなかった。最終バスは終わっていた。写真を撮った。
夕食にも間に合うことができ、フラフラした体にビールがしみました。
今日は、気温も高く、ほとんどが上り道なのに、それに見合う飲料水を確保ていなかった
。人工施設のないエリアに入る場合、そのエリアの大きさと自分の準備状態を再確認すべ
きでした。
鳩待峠
走行距離 61km
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