細尾峠 (トレンクル) 2008.10

東武日光駅〜細尾峠〜足尾〜沢入駅 


東武日光駅の改札を出ると、自転車を組み立てている人が6人もいて、うれしいのだけど
、自分が準備する場所が無いもんで、端の方で準備に取りかかった。自転車を組み立てな
がら駅の向こうに見えている山と空がきれいで、今日はいいサイクリング日和。

いろは坂への道を見送って細尾峠への入口ゲートまで来ると、閉まっているとばかり思っ
ていたゲートは開いていてよかったー。

■細尾峠への入口ゲートは開いていたが・・・


緑のトンネルのような、感じのいい、気持ちのいい、ゆるい上り道が続いて行った。景色
はあまり望めないのが残念ですけど、時々木々の切れ目から見える山々は紅葉が始まって
いていていい道なんです。



[右拡大]




自転車が下って来た。峠から先は通行止めで、自転車でも通り抜けられないと言う。え!
そんな。人もダメなんだろうか?。はやる気持ちを抑えながら、ゆっくりしか上がれない
けど、どんどん進んで行った。

峠は静かで、少し広くなっていて、木漏れ日が気持ちいい。ハイキングの案内板もしっか
り有って、中禅寺湖から歩いて来れるんだね。でも、通行止めのゲートがとらっと見える
と、それは人も通さないガッチリゲートでした。



■細尾峠 [左拡大]


歩行者もダメと書いてあり、残念だけどここから足尾へ下るのは諦めて、上がってきた道
を戻って日足トンネルを通って足尾へ下った。


このトンネルは2765mも有り、トレンクルで走行し始めたけど、怖すぎてほとんど不
可能でした。車が迫る度に、ひやひや、ドキドキで歩道に待避してばっかり。結局、ほと
んど細い歩道に待避してトレンクルを押して歩くことに。排気ガスも苦しかった。

トンネルを出てから、足尾方面から細尾峠へ上がっていく側のゲートに行ってみた。「2
00m先、道路崩壊のため通行止め、歩行者も通れません」と書いてあり、すぐそこが崩
壊してることが分かった。

■足尾方面から細尾峠へ上がる側のゲート


足尾の銅親水公園(あかがねしんすいこうえん)への道沿いには、まだ廃屋が多く残って
いてやっぱり寂しい風景だけど、97年に来た時より老朽化していて、取り壊しを始じめ
ている所が有った。夢の跡を見る様な足尾の風景だった。


[拡大]

■取り壊し中の足尾銅山社宅 愛宕下


日本のグランドキャニオンと案内板には書いてあるのだけど、荒廃から戻ろうとしている
山々が向こうに広がっているキャニオンだった。

[拡大]


 

■銅親水公園(あかがねしんすいこうえん)

陽が落ちるまで「わたらせ渓谷鐵道」に沿って下った。

ライトが必要になりそうになってきたので、近くの駅へ向かった。沢入駅(そうりえき)
と言う名前の駅だった。54Kmでした。

■わたらせ渓谷鐵道 沢入駅

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