菱山深沢林道(トレンクル) 2009.5


勝沼ぶどう郷駅〜菱山深沢林道〜大日影トンネル遊歩道〜菱山深沢林道  


トレンクルで勝沼ぶどう駅から菱山深沢林道入口まで来ると、4月11日、30日の山火
事で、落石が発生しやすいく、非常に危険、の立て札ありました。どうしよう?

と、一台の車が上がって行くので、ぼくもとりあえず、見晴らしのいい所まで行ってみる
ことにしました。

さっき上がって行った車が戻ってきて、この先の水をくみに行ってきたところだそうだ。
更に上の方は道路崩壊の所が有って、車は無理かもしれないけど、自転車なら向こう側へ
超えられると教えてくれた。

持参の登山地図にも林道崩壊注意と記載してあるけど、地元の人が言うんだから、自転車
なら行けるみたいで良かった。

悪かった路面もすぐ良くなってトレンクルでも上がって行ける。



上がるにつれ、甲府盆地と南アルプスの山々が美しく見えてきました。



突然、黄色い服の2人がいまして、怒られるかもと、ドッキとしたけど、山火事があった
ばかりなので、火の元には十分気を付けるよう登山者に注意を促している監視員でした。
山火事防止の注意書きを渡され、先日2度も山火事が有ったばかりだから特別警戒中なん
だ。

大滝不動尊先に通行止めゲートが有り、車は無理でもハイカーは行けるとばかり思って来
たけど、山火事で地盤が弱く、落石の危険が有るから登山者もこの林道は通行しないでく
ださい、書いてあった。山火事は想定外のことで、道路崩壊だけじゃないから、更に危か
もしれないと思うと、500m上がってきのに、あと100m上がるだけなのに、諦めて引
き返すことにしました。



さっき教えてくれた途中の水飲場で、水を補給して、とりあえず勝沼ぶどう郷駅へ戻って
考えることにしよう。



駅前のベンチで、南アルプスの山々を眺めながら、駅には山の名前入りの絵が描いてあっ
て、あれが北岳で、間ノ岳なんだと眺めながら、お昼を食べた。午後はどうしようかなあ
。ワイナリーに行って、ワインを飲んでゆっくりすごすとか、という気持ちに傾きかけた
けど、いや、やはり、反対側の道からならどこまで行けるか確かめに行きたい、お昼を食
べながら思った。

 ■駅前のベンチでお昼を食べながら

一番早く反対側の上り道へ行くには大日影トンネル遊歩道を通るしかない。トンネル内は
暗いってこともあるけど、トレンクルは小さくて、自転車として目立たなくていいなあと
思いながら、自転車を押して通らせてもらった。中はヒンヤリとして、気持ちがいい。

 ■駅前公園の電気機関車EF6418

(前回来た時は勝沼フットパス・ガイドツアーが開催されていて、内部見学ができたんです。
その時の写真

 ■大日影トンネル遊歩道 [拡大]

道が狭くなると、また監視員が2人がいて、再び火の元には十分注意するよう念を押され
た。この先に通行止めゲートが有り、車は行けないけど、登山者はOKだとのこと。自転車
は・・・、少し考えて、OKと言う。落石には十分気を付けて通って、と言ってくれ、向こ
う側へも抜けれると言う。午前の時、諦めないで、引き返えさなければ良かったと思った



第1ゲートが現れた。監視員の言葉もあって、不安だけど進んでみよう。誰もいない、小
川のせせらぎだけが聞こえる道だ。不安のまま、上って行くと、右側は美しい新緑なのに
、左側は山火事の跡の荒涼とした風景になって、さらにだんだん不安になってきました。
山の上の方にも山火事の爪痕が所々に見えた。

 ■第1ゲート

 

■山火事の跡 [左拡大]



第2ゲートが現れた。道路崩壊通行止表示だけど、、自転車は向こう側へ行けるらしいと
聞いていたので超えた。しかし、目の前に土砂崩れが現れた。向こう側は大きくえぐれて
いて、歩いても通過することは不可能だった。

 ■第2ゲート

 [拡大]

もう、無理だ。再び500m上がって来たけど、朝、無理してゲートを超えなくて良かっ
たと、さっきの考えを改めた。もっと時間ロスしていたに違いない。

ぼくはホットした気持ちで、今来た道を下り、勝沼フットパスの一部のぶどう畑の中の細
い道を通って駅へ戻った。

 ■今来た道を下る

 [拡大]

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