針ノ木岳縦走3日目  2009.8

岩小屋沢岳〜爺ケ岳〜鹿島槍ケ岳〜冷池山荘

 

新越山荘からは右奥に小さく針ノ木雪渓が見えた。ここからは、危険な所は無く、立山、
剱岳を展望しながらの素晴らしい道になった。


 左が立山、右に剣岳(岩小屋沢岳)

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歩いたことのある山々を近くから見えると、またうれしいなあと思いながら、今日は2つ
目の目標「小熊黒沢林道の自転車から見上げた鹿島槍ヶ岳に登る」んだ。


 

針ノ木峠を振り返る [左拡大] 、 [右拡大]

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爺ケ岳[右拡大]から鹿島槍[左拡大]へと進むんだ

種池山荘が近づくと、またお花畑は広がっていて美しい。しかし、爺ケ岳に登ると天候は
あやしくなり始め、布引山に来ると雨、風がひどくなって、鹿島槍ヶ岳南峰頂上からは景
色は全く見えなくなってしまいました。


 爺ケ岳南峰、中峰ごろから天気があやしくなってきた

 爺ケ岳から鹿島槍への稜線 [拡大]



 雨と風の鹿島槍ケ岳南峰


鹿島槍ヶ岳は双耳峰。是非とも、北峰にも行きたいと思っていたのにどうしよう。とりあ
えず、南峰から北峰に向かって下り始めたけど、天候が良ければ恐くないと思うけど、雨
、風が強くて、滑るし、今はかなり危険な岩場に思えた。キレットしか見えなくて、ぼく
は吊尾根まで下ってみたけど恐くて北峰は諦める事にして、南峰に戻った。

足を滑らせたらヤバイ。判断は正しかったんだ。きっと。

 吊尾根から南峰へ戻ろう


 

冷池山荘での夕食後、雨の切れ間に、一瞬、鹿島槍が見えたけど、小熊黒沢林道方面は見
えなかった。


松本清張「ある遭難」の映画を見てから、あこがれていた鹿島槍ヶ岳に登ったし、何より
小熊黒沢林道の自転車から見上げた鹿島槍ヶ岳に登れたんだ。ぼくは十分満足して、明日
は再び爺ケ岳を登り返して扇沢に下るだけだけど、是非途中の爺ケ岳から鹿島槍の美しい
双耳峰を見られるチャンスがあるといいなあと空に希望を託して、山小屋の中に貼ってあ
る大きくて美しい鹿島槍の写真を眺めていた。

 冷池山荘


以前、自転車で行った小熊黒沢林道からの爺ケ岳と鹿島槍の写真

  

 [左拡大] [中拡大] [右拡大]


Garmin 60CSxで記録した今回の山行軌跡

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