ぶどう峠
2002.4 小海駅〜ぶどう峠〜神流湖〜丹荘駅(たんしょうえき) 93Km
ぶどう峠は、長野県と群馬県を結ぶR124の県境にあり、地図では、「ぶどう峠」
とひらがなで書いてある。でも、実際は「葡萄」ではなく、「武道」に由来して
いるらしい。どうして、ひらがなで書いているのだろう。ひらがななら葡萄です
よ、なんて思いながら「ぶどう峠」という名前の峠に、自転車PACIFIC18で、日
帰りで行くことにしました。
[ルート]
のどかな集落を過ぎ、箱瀬の滝、加和志湖を過ぎて
長者の森を、右に見送ると静かな上り勾配となり、やっと山道らしい風景になった。
4月も終わるのに、まだ桜が咲いていて、過ぎゆく春を感じながら、ぶどう峠に着
くと、峠は切り通しになっていて、上がってきた方面の眺めはなかなかいい。
ぶどう峠 1510m
向こう側から上がってきた。手前側がこれから下って行く群馬県になる。
ぶどう峠からの下り
ひっそりとした峠から、関東方面に下り始めると、とても山深い風景に変わった。
かなりの勾配の狭い、急カーブの道だ。車はいないし、眺めはいいし、どこまでも
、どこまでも下っていく。これだけ、急カーブが続くと久々に自転車を操縦してい
る感覚になる。山は深く、コーナーを曲がる度に、目に飛び込んでくる風景に幾度
も感動を覚えた。路面状態もいい。
R299と合流し、道が広くなってからも新緑が、本当にきれいになっていて、気持
ちのいい道が続いた。
御荷鉾スーパー林道のときに上からみた叶山を、下から見上げると、こんな形の
山だったのだ。
ここからは、志賀坂峠を通って、秩父へ抜けることもできる。また、神流湖を通
って帰ることもできる。以前、八丁峠の帰りに志賀坂峠は一応通っていることだ
し、また暗くなってしまった御荷鉾スーパー林道の帰りに、もし神流湖ルートを
通っていたら、どんなことになっていたのだろうかも確かめてみたいとも思い、
今回は、神流湖沿いを通って行くことにしました。
あの時、もしこのルートを行っていたらどんなことになっていたのだろう。どん
な道で、時間はどのくらいかかったのだろう。
神流川ラブリバーエリアの鯉のぼり祭り
800匹のコイが泳ぐ
下りぎみの道を神流湖まできた。しかし神流湖沿いの道は、予想外にアップダウン
を繰り返す道となって神流湖を迂回してく。下りだけと思っていた足には、下りば
っかりでここまで楽をしてきた足には重い道であった。御荷鉾スーパー林道の帰り
にこの道を通らなくてよかった。この神流湖ルートを取っていたら終電にも乗れな
かったに違いない。走りでがあった神流湖沿いの道でした。
そして、八高線 丹荘駅(たんしょうえき)まで走りました。
久々に興奮した格別の峠越え道だった。
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