磐梯吾妻スカイライン (トレンクル) 2008.9

庭坂駅〜浄土平〜吾妻小舎--- 一切経山---東吾妻山〜猪苗代駅


磐梯吾妻スカイライン1日目  庭坂駅〜磐梯吾妻スカイライン〜浄土平〜吾妻小舎 


庭坂駅の上空は曇っていて山々は望めませんでした。磐梯吾妻スカイラインの入口ゲート
のある「高湯温泉」への道を上り始めると、いきなり直線の急坂となり、すぐにへとへと
になってきました。

■高湯温泉への道は厳しかった


自転車と登山用品でザックがいつもより重いのもあるけど、今日はサイクルメーターが故
障中なこともあって距離感がつかめず、直線の道なこともあって、心理的にもはなかなか
進まないのです。高湯ゲートから先もこんなだったらどうしようと思ってきました。

バスは浄土平からこちらの高湯温泉方面へ来る一方通行方式だけなので、高湯温泉から先
はくたばっても自分の足で浄土平へ上っていかなければならないのですけど、足の調子も
今一つなんです。

料金場で150円支払って、いよいよ磐梯吾妻スカイラインに入り、緑豊かな樹林帯を上
って行くうち、ガスが出てきて、車のヘッドライトぐらいしか見えなくなってきました。
カーブが多い代わり、今までよりもなだらかな道となり、足の調子はよくないけど、ライ
トを点けて上がっていけるんです。足の調子もだんだ回復してきました。



行けども、行けどもガスの中。いったいどの辺にいるのかしら。今日のGPSはPDAタ
イプの登山道の入っているSuper Mapple Ver8を入れたもの。電池の持
ちは良くなけど、現在地確認だけには非常に便利なんで今日はこれにしたんだけど、必要
時以外には電源は入れたくないのに、何度も入れました。


■GPSの電源を何度も入れてしまった

■不動沢橋


サイクルメーターが故障なので、こんなガスの中ではGPSだけがぼくの味方だなんて思
いながら、今日は標高差1400mを上がって行くんです。

ガスの中にかすかに吾妻小富士が見えると、足にも力が戻ってきて、眼下はガスのままな
のに、目の前には浄土平の荒涼とした大地が現れて来ました。豊かな緑だったのに火山地
帯に一変しびっくり。感激の一瞬でした。

■かすかに吾妻小富士が見えてきました





■「火山性ガス注意」の看板が現れ、イオウ臭がしてきましたけど、霧ガスから抜けて良かった


 [拡大]



■吾妻小舎


風格のある建物、清潔な部屋、美味しい食事、いいお話も聞けて、とてもいいくつろぎの
一夜を過ごし、消灯後はランプが点されて深い味わいのある時間が過ぎて、ぼくはまた来
たいと思いました。


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