スイス・アルプス・ハイキング旅行 2004.7
4日目:グリムゼル湖 → ミューレン
スイスアルプス鉄道の旅 アイガー・ユングフラウ展望
早朝にメンバーが急病となりホテル内で待機することに。ここは陸の孤島のような位置な
ので、救急車、その後、医者や警察の対応、関係者への連絡等いろいろあって、今日の日
程は中止せざるを得なくなりました。
しかたなく、少しだけ近くを散策し、ダム付近に付いている少し怖い階段を下っていくと
、レーテリクスボーデン湖が見えてきた
右:グリムゼル湖の階段を少しドキドキして降りた
右:レーテリクスボーデン湖
右:待機中の私たちのバス
ここで昼食をとって、ツアー会社の駐在員の到着を待って、出発は午後2時く近になった
。参加人数が減り、沈んだ気持ちでバスはグリンデルワルト グルント駅へ出発した。
ダム用に作られたケーブルカーに乗車し、チーズ作りの小屋を訪ね、メンリッヒェン展望
台やクライネシャイディックハイキング、ユングフラヨッホ展望台に行く予定でしたけど
しかた有りません。今日は宿泊するミューレンへ移動するだけです。
バスでグリンデルワルト グルント駅まで行き、列車に乗り換えてスイスアルプス鉄道を
乗り継いでミューレンまで行きます。
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グリムゼル湖【1】→グリンデルワルト グルント【2】 は バスの旅
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グリンデルワルト グルント【2】 ← グリムゼル湖【1】
静かなアルプス山里の細いつづら折りを行くと、バス専用線みたいで、出会うのは自転車
だけだ。グロッセ・シャイデック GrosseScheidegg でバス行き違い待ち&休憩をしてグ
ルントへ下って行く。
サイクリングロードみたいにいい感じ
グロッセ・シャイデックで休憩
バス行き違い待ち&休憩
グルント
残念ながら時々小雨で展望はあまりなかったけど、車は来ないし、自転車で風景を満喫し
たいいい道でした。
グルント【2】からミューレン【7】までは列車を乗り継ぎながら、静かな山里を行く
【2】 グリンデルワルト グルント
↓
【3】 クライネシャイデック
↓
【4】 ヴェンゲン
↓
【5】 ラウターブルンネン
↓
【6】 グリュッチアルプ
↓
【7】 ミューレン
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グルント【2】→クライネシャイデック【3】ヴェンゲルンアルプ鉄道
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ヴェンゲルンアルプ鉄道はラックレールの本格的登山鉄道です。車窓には斜面に広がった
緑の牧草地に点在する家々が有り、メルヘンの世界みたいに素晴らしいです。
谷底の駅グルント(Grund)
私たち
左:バスでは向こうから下って来たなんて、すばらしい。
車内は2プラス1列の座席配列 クライネ・シャイデック(Kleine Scheidegg)
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クライネシャイデック【3】→ヴェンゲン【4】
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クライネシャイデックからユングラウ鉄道でユングフラヨッホ展望台に行くのも、メンリ
ッヒェン展望台からクライネシャイディックへ下るハイキングも、今回は中止。ヨーロッ
パ最高所の駅に行くユングラウ鉄道に乗りたかったのに眺めるだけです。
アイガー、ユングフラウ、メンヒが連なるベルナーアルプスの三名山をかすかに眺め、牛
たちの首に下げられたカウベルの音を聞いて列車は走って行くだけです。
ユングラウ鉄道はながめるだけ
右:ヴェンゲン駅
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ヴェンゲン【4】→ラウターブルンネン【5】
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ヴェンゲン駅はラウターブルンネン谷を見下ろすテラス状になった山の台地にある。
対面のミューレンの台地から落ちるシュタウプバッハ滝や奥にグロースホルンがすばらし
い。
眼下にラウターブルンネン、シュタウプバッハ滝
[拡大]
次に乗るミューレンバーンのケーブルカー(【5】→【6】)が見えてきた
シュタウプバッハ滝
ラウターブルンネン駅からも滝が見える
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ラウターブルンネン【5】→グリュッチアルプ【6】 ミューレンバーンのケーブルカー
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ここからミューレンバーンのチケット
シュタウプバッハ滝側の崖をラウターブルンネン-ミューレン山岳鉄道(ミューレンバー
ン)のケーブルカーで上がる
(2006年12月にロープウェイに付け替えられたようです)
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グリュッチアルプ【6】→ミューレン 【7】 ミューレンバーンの狭軌鉄道
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グリュッチアルプ~ミューレン間はミューレンバーンの狭軌鉄道で15分ほど走るだけ。
車窓にはアイガー、メンヒ、ユングラウの三山がほどよい感じで見えた。
左:グリュッチアルプ駅
ミューレン
夕食はチーズとオイルの2種のフォンデュ バッジやサイクリングマップが置いてあり、
「死の壁」と言われるアイガー北壁を登頂した日本人のポスターとドイツ語の解説が貼っ
てあった(1969年8月15日 加藤滝男さんたちの登頂ルート)。
宿から見えたアイガー北壁は一瞬だけ
数年後の2008年に、苦闘と悲劇の実話「アイガー北壁」と言う映画を見た。ミューレ
ンから実際に見たアイガー北壁に思いを馳せながら、ドラマの中に完全に入っていき、手
に汗握るリアルな映像に圧倒されてしまいました。雄大な風景、現代とはあまりにも違う
装備、過酷で残酷、心臓の高鳴りは止まりませんでした。
映画を見、購入したパンフレット
アイガー、ユングフラウをなんとか展望でき、魅力的なスイス鉄道の旅の一日でした。
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